ミノキシジル

ミノキシジルの効果と副作用のまとめ。気になる初期脱毛や、生え際にも効くとされるミノキシジルタブレット(錠剤)の情報も。


ミノキシジルとは?

ミノキシジルの効果と副作用の情報をまとめました。

リアップやロゲインの主成分

ミノキシジルは世界で初めてFDA(米国食品医薬局)に認可された発毛成分です。

もともとは血管拡張作用を持つ血圧降下剤(ロニテン)として開発されましたが、臨床試験中に服用者の体毛が濃くなるという副作用が見られたために、脱毛症の治療薬としての研究が進められました。

その後、アップジョン社(現在のファイザー社)によってロゲインという商品名の外用薬として発売され、現在では世界90ヶ国で育毛剤として承認されるに至りました。

なお、ファイザー社は製造ライセンスを他社に供与しており、ブランド名の異なるミノキシジル入り育毛剤が販売されています。

日本では大正製薬が販売権を獲得し、リアップという商品名で発売されています。ただし、ロゲインのミノキシジル濃度が5%であるのに対し、リアップのミノキシジル濃度はわずか1%です。

その他のミノキシジル入り育毛剤
ロゲインフォーム | カークランド | ザンドロックス | スペクトラルDNC | ヘッドウェイ | アクタビス(旧アルファーマ) | ビタミノックス | リグロー | ポラリスNR-07 | ポラリスNR-08 | ポラリスNR-09

ミノキシジルの濃度や使用されている溶剤はブランドによってまちまちで、使い心地、効果、価格なども異なります。

効果

ミノキシジルは頭頂部のハゲ・薄毛には効果がありますが、額の生え際の脱毛への効果は低いと言われています。(プロペシアの成分フィナステリドには額の生え際への効果もあるとされています。)

ミノキシジルは薄毛の根本原因を治療する薬ではありません。そのため、使用を中止するとミノキシジルの効果によって発毛した毛髪は徐々に失われ、元の状態に戻ってしまいます。

臨床試験結果

ロゲインの臨床試験は薄毛の男性2300人以上が参加して行われました。その結果、1年間で48%の被験者に顕著な効果が確認され、36%の被験者には何らかの効果が見られました。残りの16%の被験者には効果がありませんでした。

一方、リアップ(ミノキシジル1%)の市販後臨床試験では、1年間で13%の被験者が「良くなった」、57%が「少し良くなった」、29.6%が「変わらなかった」、0.3%が「悪くなった」と評価されました。

副作用

ミノキシジル入り育毛剤の副作用として最も一般的なのは、頭皮の「かぶれ」や「かゆみ」です。

この症状は、ロゲインやリアップなどの塗布タイプの育毛剤に含まれる「プロピレングリコール(PG)」という成分によるもので、約7%の人がアレルギー反応を示すとされています。

その他の副作用

頭痛、血圧低下、動悸、息切れ、心拍数増加、不整脈、胸痛、顔や手足のむくみ、赤ら顔、めまい、急激な体重増加

これらの副作用が発症した場合は、速やかに医師に相談してください。

また、高血圧、低血圧の治療を受けている方や、心臓や腎臓に障害のある方は、副作用の危険性がありますので、使用前に医師や薬剤師と相談してください。

初期脱毛

ミノキシジルを使用すると、使い始めの頃に抜け毛が増えることがあります。これはロゲインの公式サイトにも記述されています。

Within the first few weeks, as ROGAINE begins working, you may experience more hair loss than usual. This is temporary and an expected part of the ROGAINE process. If this hair loss continues after 6 weeks on ROGAINE, talk to your doctor.

(訳:最初の数週以内にロゲインが働き始めるとともに、通常より多くの脱毛を経験するかもしれません。これは一時的であり、ロゲインプロセスの予想される部分です。もし、この脱毛が6週間継続するならば、医師に相談してください。)

この症状は俗に「初期脱毛」と呼ばれ、ネット上の体験談などでもよく見かけます。多くの場合、ミノキシジルの使用を続けていればやがて脱毛量が減り、発毛が始まるようです。

初期脱毛の症状があればミノキシジルが効いている証拠と言えるかもしれません。(「初期脱毛がなければ発毛しない」ということではありません。)

ミノキシジルの錠剤、ミノキシジルタブレット

海外ではミノキシジルの錠剤も販売されています。冒頭でも紹介したファイザー社の血圧降下剤「ロニテン」と、そのジェネリックのノキシジル(ミノキシジルタブレット)です。

錠剤タイプのロニテンとノキシジル(ミノキシジルタブレット)には、塗布タイプのミノキシジル入り育毛剤では効きにくいとされる「額の生え際」への効果もあると言われています。

飲むだけなので手間がかからず、塗布タイプの育毛剤のような「頭皮のかぶれ」や「かゆみ」の心配もありません。

ただし、ロニテンやノキシジル(ミノキシジルタブレット)は、育毛剤(発毛剤)として承認された薬ではありません。あくまでも「発毛の副作用がある血圧降下剤」です。

内服薬ですので作用は全身に及びます。そのため体にかかる負担が増え、副作用のリスクも高まります。また、全身の体毛が濃くなるという副作用もあります。

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